『KATASUMI 片隅』は、日本の最も隠された周縁を探求する視覚的な叫びです。「プロヴォーク(Provoke)」などの写真運動に影響を受けた、生々しいモノクロームの写真集であり、生と死、静けさと混沌の間の緊張感が妥協なく露わになる儚い日常の光景へと私たちを引き込みます。
2019年から2024年にかけて主に東京で撮影された写真は、果てしない大都市の中で捉えどころのないもの、不可視なものを捉えています。カメラは都市を断片化・解体し、親密さ、孤独、陶酔に満ちた物語を浮かび上がらせます。これらの写真は答えを求めるのではなく、さらなる問いを投げかけ、私たちが不快なものや見過ごされたものを見つめるよう促します
『KATASUMI 片隅』は、忘れ去られながらも根源的なエネルギーを放つ「非場所(ノン・プレイス)」や境界的空間へのオマージュです。混沌に身を委ね、無秩序の中に美を見出し、姿を隠しながらも自らを曝け出す日本の緊張感を感じ取るための招待状です。